認知症を考えるカフェ練馬は、その人らしさを尊重する「パーソン・センタード・ケア」について考えます。
20年以上前の「認知症」の考え方は「脳の障害」を中心とした「医学モデル」でした。ご家族の話だけに頼りがちとなる。当事者のほうはつまらなそうに、自信なげに聞いている。家族、介護者への共感であり、当事者のご本人抜きで決め事をしていくことがほとんどであったような・・・
上字の「認知症の人」と「認知症の人」。二つの違いを考えます。私達は「人」を尊重し、焦点を合わせます。認知症の人の言葉や行動には理由があるのではないか? 心のありようについて想像してみます。それを皆で話し合ってみましょう。妄想とか徘徊とかひとくくりにされていることにも意味を見出してみましょう。世の中の「かくあるべき姿」にも一寸立ち止まってみましょう。
「認知症にだけはなりたくない」
「認知症の人は何をするかわからない」
「迷惑をかけたくない」
「当事者より家族が被害者」
などの言説に間違った認識や根拠のない認識(スティグマ)がないかどうか?皆で考えてみましょう。